TOPへ |
ふるさとの鳥風景・大隅の野鳥たち<MY鳥撮い日記> |
|
鳥影を追っていると実に様々な野鳥の景色と出会い、新しい発見と感動があります。このページ、鳥撮(といとい)日記は、大隅半島の河川や山里・山中で出合った鳥姿を写真で紹介しています。自然豊かな大隅半島ではアカショウビンやオオルリなどとの珍しい野鳥との出会いがあります。10月から11月初旬、大隅半島南端の佐多岬は渡りの玄関口となり、サシバの大集団が上昇気流にのって島づたいに南下します。近年、大隅半島河川で越冬する絶滅危惧種のクロツラヘラサギが確認でき話題になっています。
掲載写真は、大隅ブロック野鳥の会や単独活動で観察した写真をメモ風にして紹介しています。<写真以外にたくさんの鳴き声を耳にすることができました。>
|
別窓リンク
|
|
|
|
|
|
|
「コメントで綴る鳥風景」それぞれの野鳥の特徴、生態等、コメントを入れて紹介しています。 |
かわせみ more・・・カワセミ探鳥記 ↑上段TOPへ |
「飛ぶ宝石」の異名を持つ美しい「カワセミ」 |
カワセミは日本各地に分布し、当地、鹿児島県肝属川流域や一帯で留鳥として分布する。水中にダイビングしてエサを捕る風景や求愛行動等の生態が感動を与えてくれる。 |
|
カワセミ止まり風景。背中がコバルトブルー、腹がオレンジ色の美しい姿のカワセミ。別名「飛ぶ宝石」とも呼ばれ親しまれている。雌雄はほぼ同色であるが下くちばしが雄は黒色、雌は橙色である。 |
ツーショット風景。プロポーズか?縄張り威嚇か?羽を震わし、だいぶ興奮しているようだ。 |
|
|
エサをくわえたカワセミ |
アオサギ ・・・moreアオサギ風景 ↑上段TOPへ |
肝属川の主「アオサギ」 |
最近、肝属川水系の全流域でよく見かけるようになった大型のサギ、それが「アオサギ」だ。全長約95cm、翼を広げると約170cmにも及び、肝属川で見かける鳥で最も大型の野鳥だ。大きさからいうと肝属川の主といったところか。雌雄同色で成鳥は体の上面が灰色で、頭は白く、目の後方から後頭部にかけて黒い帯がある。さらにここから冠羽(かんう)が伸びる。 |
|
メモ;体長はナベヅルよりやや短く90cm前後で日本で最も大きいサギである。他のサギ類と同様に足、首、くちばしが長い。海岸や干潟、川、湖沼、水田などで、魚やカエルなどをとらえて食べる。ほかのサギ類と集団で繁殖することもあるが、アオサギだけのコロニー(集団繁殖地)をつくることが多い。
和名「アオサギ」のアオは古語で灰色のことを指し、英名でも"Grey
Heron"(灰色のサギ)と呼ばれる。日本ではアオサギは普通種だがツル類は希少種である。 |
アオサギの舞風景 |
|
|
空中で優雅な舞を見せるアオサギ |
アオサギの営巣風景 |
コロニーでの営巣風景。繁殖は丘陵地の林などに集団をつくって行う。 |
|
|
アオサギ営巣風景 |
アオサギ採餌風景 |
アオサギ採餌のポーズ。黄色の鋭く長く尖ったくちばしを伸ばしてチャンスを待ちかまえるアオサギ。 |
|
|
メジロ ・・・moreめじろ風景 ↑上段TOPへ |
目の周囲が白いことから名付けられたメジロ。メジロが枝に押し合うように並んで止まることから人・物事が一カ所に集まってこみ合うことを「目白おし」という。鹿児島の方言で、メジロが「花を吸っている」様から「花吸い」(ハナスイ)、さらに訛って「ハナシ」と呼ぶ。 |
庭先のメジロ |
|
|
山里で出合ったメジロたち |
|
|
メジロが花の蜜を吸う「花吸い」が訛って鹿児島の方言でメジロを「ハナシ」と呼ぶ。 |
ハマシギ ・・・moreハマシギ ↑上段TOPへ |
肝属川大正橋付近はチドリやシギ類の野鳥の宝庫だ。ハマシギは統率があるかのように群れ全体がまとまって行動する鳥である。餌の捕り方も特徴的で嘴(くちばし)を水中や泥の中に刺しこみ、途中まで抜いて下に向けたまま、また移動して刺し直すことを繰り返す。敵が近づくといっせいに同じ向きに飛び立ち、みんな同時に体の傾きを変えるので、急に腹の面が白く見える。 |
大群をなしてまとまって行動するハマシギ。 |
ハマシギ飛翔風景。旋回するとき、みんな同時に体の向きを変えるので、急に腹の面が白く見える。 |
ハマシギ(浜鷸 、学名:Calidris alpina )は、チドリ目シギ科。体長は20cmほどで、他のシギ類同様くちばしと足が長い。冬羽は灰白色の細かいまだらもようだが、夏羽は頭と翼が赤っぽく、腹が黒くなる。 |
|
ヤマセミ ↑上段TOPへ |
ヤマセミは日本各地に生息する留鳥で肝属川の河川渓流や池等で見かける。背面は白と黒のまだら模様で頭には冠羽(かんう)がある。カワセミと同様、魚を見つけると、空中から直接水中に飛び込むこともあれば、ホバリングして水中に飛び込んで魚を捕らえることもある。全長約38cmでカワセミ(17cm)よりかなり大きい。止まり場から飛び込むには50cm以上の深さが必要とされる。日本郵政公社発行する80円切手のモデルにもなっているヤマセミ。コバルトブルー色鮮やかなカワセミに対しヤマセミは白黒のシンプルなマダラ模様を呈する。 |
|
|
ヤマセミ止まり風景 |
全長約38cmでカワセミ(17cm)よりかなり大きい。背面は白と黒のまだら模様で頭には冠羽(かんう)がある |
|
|
|
日本郵政公社発行する80円切手のモデルにもなっているヤマセミ。コバルトブルー色鮮やかなカワセミに対しヤマセミは白黒のシンプルなマダラ模様を呈する。 |
|
シジュウカラ ↑上段TOPへ |
身近な場所で出合うシュウカラ。頬に大きな白斑があり、まわりは黒い。翼に一本の白線があり、胸に黒いネクタイ模様がトレードマークだ。 |
|
|
食餌風景 |
|
ジョウビタキ ↑上段TOPへ |
雄は胸のオレンジ色が美しく、雌雄とも翼に白い斑点がある。雄の頭が白っぽいことから、老人を意味する「尉」が付けられたという説や、鳴き声が火打ち石を叩いている音に似ているとして「日叩き(ひたたき)」と呼び、それが現在の呼び名である「ヒタキ」の語源であるという説がある。 |
|
|
白い頭、胸のオレンジ、翼の白い斑点が特徴のジョウビタキ |
オレンジ色の派手なダンス衣装がよく似合うジョウビタキ |
ハクセキレイ・セグロセキレイ・キセキレイ ↑上段TOPへ |
尾をいつも上下にふって行動するセキレイ。ハクセキレイは繁殖地が南下し、最近よくみかけるようになった野鳥のひとつだ。もともと水辺にいた鳥だが、現在は田畑、公園など人工的な環境でもよく見かける。セグロセキレイは白い眉班があるのでハクセキレイと見分けられる。キセキレイは名前通り腹がうす黄色。林道を自動車で走りと、車からにげるように前をずっと飛び続けることがある。なわばり意識が強い。 |
|
|
ハクセキレイ(顔が白く過眼線が黒い) |
セグロセキレイ(顔が黒く眉線が白い) |
ダイサギ・チュウサギ・コサギ ↑上段TOPへ |
ダイサギは日本のシラサギ類の中で一番大きい。冬羽のダイサギはくちばしが黄色で夏羽は黒く、背中から長い飾り羽がでる。チュウサギはダイサギやコサギに比べて、頭の大きさに対するくちばしの長さが短い。冬羽はくちばしが黄色いが、夏羽は黒い。水にこだわらず田や畑にも出現する。コサギはシラサギの中で一番小さく、動きが敏捷で川や海の浅瀬を飛び跳ねるようにして魚を追いかける。足首が黄色いので他のサギと比べて識別しやすい。 |
|
夏羽のダイサギ |
ダイサギの特徴は目からくちばしの付け根の肌が青い。 |
ダイサギ採食風景 |
ダイナミックで優雅なダイサギの直線飛行 |
|
|
夏羽のコサギは後頭から二本の長い冠羽、背に飾り羽が生じる。 |
|
コサギのデイスプレイ |
バン ↑上段TOPへ |
バンは黒い体に赤い額のクイナ。開けた水面にはあまり出てこず、ヨシなどが茂る際の泥地や水面にいる。黒い身体に赤い嘴(くちばし)が鮮やかに映える。 |
|
|
|
鳥撮(といとい)日記について:「鳥」も「撮り」も鹿児島の方言で「トイ」です。にわとりに餌をやるとき「トイトイトイ」と呼ぶと鶏たちが集まります。トイトイトイはドイツ語で幸運・成功を祈るドイツのおまじないの言葉でもあるそうです。これまでの野鳥観察日記の画像を整理して鳥撮(トイトイ)日記と呼名しました。 |
サイド計 top累計 |