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大隅の野鳥たち 「アオサギ編」

アオサギ   
肝属川の主「アオサギ」
最近、肝属川水系の全流域でよく見かけるようになった大型のサギ、それが「アオサギ」だ。全長約95cm、翼を広げると約170cmにも及び、肝属川で見かける鳥で最も大型の野鳥だ。大きさからいうと肝属川の主といったところか。雌雄同色で成鳥は体の上面が灰色で、頭は白く、目の後方から後頭部にかけて黒い帯がある。さらにここから冠羽(かんう)が伸びる。
メモ;体長はナベヅルよりやや短く90cm前後で日本で最も大きいサギである。他のサギ類と同様に足、首、くちばしが長い。海岸や干潟、川、湖沼、水田などで、魚やカエルなどをとらえて食べる。ほかのサギ類と集団で繁殖することもあるが、アオサギだけのコロニー(集団繁殖地)をつくることが多い。 和名「アオサギ」のアオは古語で灰色のことを指し、英名でも"Grey Heron"(灰色のサギ)と呼ばれる。日本ではアオサギは普通種だがツル類は希少種である。

肝属川の野鳥たち(アオサギ、ダイサギ、ゴイサギ) 
アオサギの舞風景

空中で優雅な舞を見せるアオサギ
アオサギの営巣風景
コロニーでの営巣風景。繁殖は丘陵地の林などに集団をつくって行う。
アオサギ営巣風景

アオサギ営巣風景
採餌風景