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大隅の野鳥たち 「ハマシギ編」

肝属川大正橋付近はチドリやシギ類の野鳥の宝庫だ。ハマシギは統率があるかのように群れ全体がまとまって行動する鳥である。餌の捕り方も特徴的で嘴(くちばし)を水中や泥の中に刺しこみ、途中まで抜いて下に向けたまま、また移動して刺し直すことを繰り返す。敵が近づくといっせいに同じ向きに飛び立ち、みんな同時に体の傾きを変えるので、急に腹の面が白く見える。

大群をなしてまとまって行動するハマシギ


採餌風景嘴(くちばし)を泥の中に刺しこんで餌を捕るハマシギ。
ハマシギ飛翔風景

ハマシギは群れ全体がまとまって行動し、同じ向きに飛翔する習性がある。

ハマシギ飛翔風景

ハマシギ飛翔風景

向きを変えた瞬間に腹が白く見える。

瞬間的に白い腹を見せて飛翔するハマシギ
旋回するとき、みんな同時に体の向きを変えるので、急に腹の面が白く見える。

ハマシギの飛翔風景(18秒) 

ハマシギ(浜鷸 、学名:Calidris alpina )は、チドリ目シギ科。体長は20cmほどで、他のシギ類同様くちばしと足が長い。冬羽は灰白色の細かいまだらもようだが、夏羽は頭と翼が赤っぽく、腹が黒くなる。