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大隅半島の秋の渡り鳥「サシバ」  
大隅半島は、秋に南下するサシバの渡りの絶好のコースになっている。日本中から大隅半島を目指して飛んできたサシバは佐多岬に終結し、南下飛行を開始する。その主なコースは都城、串良、田代、佐多岬、南の島々、沖縄を経て東南アジアに帰る。 サイトUP日 2015/10/12 
 サシバ観察会風景
大隅ブロック野鳥の会サシバ観察会風景
 
2015/10/04
 
 
 サシバの飛翔<大隅半島大塚山上空を飛ぶサシバの群れ>
上昇気流に乗りながら高く舞い上がり、佐多岬を目指すサシバの一群 
   
   
   

サシバとは、渡りのコース 
 秋の渡りシーズンに群れをつくって移動するタカで愛知県伊良湖岬や鹿児島県佐多岬は、大群の通過地点として有名である。全身は褐色でのどは白く中央に黒色の線が走り、胸から腹に縞模様がある。幼鳥は顔周辺の黒色部が淡く、胸から腹の縞模様が縦向きとなる。
大隅半島の飛行コースは
都城→串良→吾平→田代→佐多岬→種子島→奄美大島
その後、沖縄を経て東南アジアに帰る。平均時速や約40キロ、一日の平均距離は約480km前後、途中、幾多の危険を乗り越えて3000キロもの旅をするのだという。
 
大塚山サシバ案内板から
 サシバと気象歳時記
 大隅半島南端の佐多岬は、秋になると南下するサシバの渡りで有名だ。日本本土の各地で夏を過ごしたサシバは、佐多岬の上空に集まって、ここから集団をなして南へ渡っていくといわれる。サシバの旅経つ日は十月初旬から十一月にかけての、雨の降らない曇り日が多いという。鷹の渡る日が「鷹渡い」である。「きょうは十月の鷹渡いじゃ」といったときは、今日は曇っていても雨降りにはならないということである。<このような日は九州南部を寒冷前線が通過し、大陸高気圧が張り出して北西風に変わっていくタイプが多い。その風がサシバの隊列を加速するのだという。>(『かごしまのお天気物語』)。   
 
大隅半島最南端佐多岬   

 PS:このサイトはふるさと自然探訪のため、大隅ブロック野鳥の会へ参加し、活動のメモリアルとして個人的に開設したサイトです。
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