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伊勢神宮探訪 |
今年、伊勢神宮は二十年に一度の式年遷宮の年を迎えて、遷宮記念館も完成し、参道の鳥居や社殿の造営が進み、遷宮祭のクライマックス「遷御」を迎えようとしていた。そんな中、神宮参道の巨木巡礼では、予想にたがわず長い歴史を重ねた立派な神宮杉と出合うことができた。伊勢神宮の社殿の神明造は、古代の穀倉の形式から発展したといわれ、王子遺跡集落遺構で発見された棟持柱との共通性を認識し、王子集落遺構に見られる「棟持柱」を検証するいいい機会になった。 |
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伊勢神宮とは |
神宮の巨木たち |
神宮神明造社殿 |
王子遺跡棟持柱考察 |
二見浦 |
伊勢志摩探訪〜と岩戸の自然塩を求めて〜
二見浦(ふたみがうら)は、三重県伊勢市二見町の今一色から立石崎に至る海岸で伊勢志摩国立公園に属し、渚百選にも選ばれている名勝地だ。二見浦の夫婦岩は、開運や縁結びスポットとして訪れる人が多く、夫婦岩背景の山合いから昇る朝日が神秘的だった。宿泊先の岩戸館では、岩戸の天然塩を使った朝食御膳をおいしくいただいた。そのほか、賓日館や二見シーパラダイス等、観光スポットも多く、水族館ではイルカのショウやふれあい体験を楽しんだ。 |
二見浦夫婦岩 |
東大寺・興福寺の文化財 |
東大寺 |
興福寺 |
「奈良の大仏」で有名な東大寺。大仏殿には、本尊の盧舎那仏坐像(大仏)のほか、大仏の脇侍として安置されている如意輪観音・虚空蔵菩薩坐像(国宝)、広目天・多門天の仏像が安置されていた。大仏殿まえの境内には金銅八角燈籠(国宝)が立ち、ゆっくり鑑賞できた。 |
興福寺(こうふくじ)には、三重の塔、五重の塔、東金堂、北円堂の国宝文化財建造物を始め、国宝館には、阿修羅像(国宝)、仏頭(国宝)などの彫刻、絵画、書籍、工芸、考古資料などの寺宝が収蔵され、天平・鎌倉彫刻の文化財の宝庫となっていた。 |
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東大寺大仏殿と境内の金銅八角燈籠(国宝) |
興福寺の中で最も古く、日本で最も美しいとされる北円堂 |
法華寺 |
「日本総国分寺」である聖武天皇建立の東大寺に対して、法華寺(ほっけじ)は、光明皇后の誓願で「日本総国分尼寺」として建立された。本尊十一面観音を安置する本堂は、寄棟造、本瓦葺きの和様の仏殿で、慶長6年(1601年)、豊臣秀頼と淀殿の寄進で再建され、十一面観音立像〔国宝〕、乾漆維摩居士坐像〔重文〕などが安置されていた。境内には、国の重要文化財指定の本堂および鐘楼、南門を始め、光月亭、浴室(からふろ)、横笛堂の史跡建築物等があり、法華寺の古い歴史を物語っていた。法華寺は観光化された大きな寺と違い、静かな場所にあり、こじんまりとした寺でのんびりと寺院散策を楽しむことができた。 |
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法華寺文化財建造物 |
法華寺庭園・樹木 |