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 ふるさと探訪からの学び「元気活動へのアプローチと足跡」 <DO/ACTION  行動する/参加する>
 肝属川元気活動  ふるさとの山元気活動  志布志湾岸の松を元気に
ふるさと探訪から学ぶ元気活動はふるさとの元気な自然や文化を次の世代へ継承する活動だ。ふるさと探訪は、今まで気付かなかった新しい発見と感動があり、大隅の大自然や文化の懐の深さを再認識させてくれた。一方、川の汚染、外来種の動植物による生態系破壊、海岸の砂の流出、志布志湾松枯れの問題など身近な環境問題とも出会った。このことは元気活動へのアプローチとなり実践への後押しとなった。今後も、微力ながらもこれらの課題解決に向けたふるさと元気活動は続く。以下、これまでの元気活動へのアプローチと足跡の一部を紹介   
 一、肝属川元気活動 
ふるさと探訪は、大隅の大自然や文化の懐の深さを再認識させてくれた一方、川の汚染、外来種の動植物による生態系破壊、海岸の砂の流出、志布志湾松枯れの問題など身近な環境問題とも出会った。このことは元気活動へのアプローチとなり実践への後押しとなった。
肝属川現状<肝属川の水質/動植物生態系が危ない>  
大隅半島の平野を流れる肝属川は毎年川の水の汚れ度を示す水質検査できたない川の上位にランクされていて水質の改善が望まれる。また、ブルーギルやブラックバスの魚、特定外来種指定のウオーターレタス植物の大繁殖が見られるようになり、生態系破壊が懸念される。
 肝属川水系の池で外来種ボタンウキクサ(英名ウオーターレタス)が大繁殖。生態系への影響が懸念 
 ボタンウキクサの早急な除去を!     ルポサイトへリンク
日本の生態系を破壊する恐れのあるボタンウキクサ(英名ウオーターレタス)が肝属川水系の池で大繁殖し、生態系への影響が懸念されている。ボタンウキクサは想像を絶する繁殖力のため、このままでは在来植物の生育や川や池の魚などの生き物の生態系への影響、水路阻害等の悪影響が懸念される。驚異的な繁殖力を考えると一日も早く現在繁殖している株を除去し、ひと株とも他へ移動したり下流へ流さないことが大事だ。現在、それらの池を定期的に観察しながらWEBでの情報発信やメール等で関係者との情報交換を通して対策を熟考中だ。鹿屋市内の水辺の広場田崎池、川西町のテンパ池、;王子町和田井堰公園池を巡り、現況をルポした。  最終更新日2019/03/28
 
 
池の水面を覆い尽くしたボタンウキクサ
 
二次的被害が懸念される用水路に流れ込んだボタンウキクサ

 
一度繁殖してしまうと除去作業が大変だ。 

 新聞広場への投稿記事「ボタンウキクサの早急な駆除を」
 
 肝属川元気活動足跡 <これまでの活動足跡から>
大隅半島の平野を流れる肝属川は近年、川の水の汚れ度を示す水質検査できたない川の上位にランクされている。ふるさとの川を元気にし、子どもたちが自由に遊べる川をもう一度とりもどし、ふるさとの自然が豊かになることを願って「ふるさと探訪」がスタートし、ふるさと元気活動へのきっかけとなった。ふるさと元気風ネットとして参加した「肝属川かたいもんその会」や「水神様川づくり隊」など地域のボランティア活動での足跡をたどってみた。
 @川づくり「水神様川づくり隊」の会へ参加
地域の自然を元気にする会や仲間と一緒に活動するともっと活動が楽しくなる。この水神様川づくり隊での活動もそのひとつだ。
「水神様川づくり隊」ふるさとの川を元気に! →水神様川づくり隊
 「水神様(すいじんさー)川づくり隊」が行う月一回の早朝肝属川ボランティア清掃活動に参加。毎月第二土曜日、早朝6時から一時間ほどの時間帯で実施される。活動内容は、鹿屋橋を中心とした鹿屋市街地を流れる肝属川のクリーン作戦だ。誰でもいつでも、気軽に参加でき、仲間との交流も楽しみのひとつだ。
 PS: 「水神様(すいじんさー)川づくり隊」は、2007年4月結成され、ふるさとの川「肝属川」を少しでもきれいにし、元気な川を次世代を担う子供たちへ継承するための地域ボランティア団体だ。活動内容は、鹿屋市街地を流れる肝属川のクリーン作戦で、肩ひじはらず、誰でもいつでも、気軽に参加できる会だ。毎月第二土曜日、早朝6時から一時間ほどの時間帯で実施。活動場所は、鹿屋リナを基点にした肝属川一帯。 

 A川づくり「語いもんそきもつき川」の会での活動
  「語いもんそきもつっ川」の会で肝属川クリーン作戦、肝属川源流踏査や河川調査、に参加。(2008年〜2013年) 
 「語いもんそきもつき川」主催の肝属川源流踏査に参加し、上流域の水質、森の生育状況と林層、森に生育・生息する動植物の現況を調査した。「かたいもんそきもっっ川」は、肝属川をいっそう身近に感じ、総合的な水環境保全を推進するための任意のボランティア団体の会だ。
   
  源流踏査   →肝属川源流踏査

   
  子ども達と交流活動<姶良川上流(神野地区)でうなぎの放流>

 
かたいもんその会と姶良川河川愛護会による肝属川クリーン作戦姶良川河川愛護会による肝属川クリーン作戦に参加し、地域の方々と交流し、いい汗をかいた。
 PS: 「語いもんそ きもつき川」の会は、肝属川について、地域住民と共に考え、親しみやすく安らぎのある「自慢の肝属川」を創っていくことを目標に今後の肝属川の方向性について、会員からの意見・要望等を集約し、大隅河川国道事務所へ提言することを目的に結成された会だ
B野鳥観察会から見えるふるさとの自然<野鳥の会へ参加> 
大隅ブロック野鳥の会での活動ふるさとの野鳥たち(探鳥記から
川の元気度を示すバロメータは水質だけでなく川に生息する魚や野鳥などの生き物や生態系ピラミッドがある。かつては五十種もの魚が生息していたというが現在は種類も数も激減している。また、近年ブラックバスやブルーギル等な外来種魚、特定外来種指定のウオーターレタス等の大繁殖が見られるようになり、生態系破壊が懸念される。毎月一回の探鳥会は、肝属川の野鳥たちとふれあい、肝属川の自然を知るいい機会になっている。また、観察地の一地域ではゴミの投げ捨てや不法投棄も見られ、環境汚染啓発の一助にも役立てている。
 
探鳥会風景(肝属川流域)
   
 探鳥会風景(菱田川流域の農道藪で見かけた何か所もの不法投棄現場)
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 二、ふるさとの山を元気に
 ふるさとの山から学ぶ元気活動   
 川が元気であるためには山が元気でなければならない。大隅の山々を探訪すると北部の隈山系・国見山系さらに南部の稲尾岳山系の山々へと続く日本を代表する照葉樹林帯を形成している。地元自然を元気にする会のNPOを共に、観察会や森林教室を開催して、森林の保存と共存、活用を目指して活動している。
 ふるさとの山を元気に
   
 地元NPO自然を元気にする会での活動
   
森林体感会風景 
 こどもたちに自然体験を      森林教室    森林音楽会 
 高隈ふれあいの森での子どもたちを対象にした森林教室は、森林の自然体験活動を通じて、自然と人間とのかかわりに関心を持ち少しでも自然の素晴らしさに気付き、自然を大切にする心を育むとともに、豊かな直接体験活動を通して、森林の持つ多面的機能の重要性に気づかせることを目的として開催された。
    
五感を通して森の自然を体感する。
   
森林学習と森林音楽会風景
   
拡大して見る
 森林教室ポスターと記事

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 三、志布志湾の海と松を元気に
志布志湾沿岸の自然は<今、志布志湾岸の自然が危ない>
志布志湾一帯の海岸の一部で、浜がけ現象や松の立ち枯れが見られ、かつての白砂青松の風景が失われつつある。特に、石油備蓄基地のある柏原地区周辺では,平成4年頃から,台風の度に海岸砂丘の浸食による浜崖ができるようになったという。現地を探訪すると長さ1kmにわたって浜崖が見られ、場所によっては浜がけが高さ4m以上に達し、白砂青松の景観を乱している場所があった。また、柏原海岸よりの松林一部で立ち枯れが目立つようになってきている。 
   
 志布志湾の松を元気に<松林保全活動の植林作業への参加>   →志布志湾の松林を「白砂青松」に
通山、押切海岸(菱田川〜安楽川)の松林は、江戸時代より先人たちの苦労により育まれてきた。しかしながら飛砂防備保安林として指定されて以来、十分な手入れが行き届かず、雑木林の如く荒廃し、さらに松くい虫等の被害により伐採される松が増加して志布志湾の海岸一部の松林では立ち枯れや松枯れスポットがみられるようになっている。白砂青松の松林を復活させようと松くい虫に強いとされる抵抗性松苗を植樹する植栽会へ参加し、志布志湾の自然環境を考え、活動するきっかけとなった。 
   
松苗植栽会参加活動風景 
 
 南日本新聞「ひろば」への投稿記事
 志布志湾の元気な松を次の世代へ<松 「くにの松原」植樹祭植林作業への参加>  (立ち枯れ松現状ルポ) 
 一般的に松の立ち枯れはマツノザイセンチュウが原因と考えられるが、近年の志布志湾岸のたち枯れは松林内にガの一種の「マツカレハ」の幼虫が発見されることから原因は、「マツカレハ」の幼虫による針葉の食害によるものと考えられている。今回、柏原海岸に隣接する大崎町のくにの松原に毎年一千本を植栽する くにの松原保全活動へ参加した。くにの松原は日本百選にも指定されるなど白砂青松の地としても知られる景勝の地だが柏原海岸の松と同様、近年松枯れが広がっているために毎年、植栽保全活動が続けられている。2013/12/08
 
「くにの松原」キャンプ場に続く史跡「遠見番所跡」一帯の立ち枯れ松風景  2012/02/11

 柏原安留集落や上山野の海岸寄り一帯で立ち枯れ松が目だつ。 2013/4/1
   
 志布志湾の元気な松を次の世代へ ー植栽風景ー

 国有林モニターへの参加   
これまでの活動を振り返ると山を元気にするNPOの活動や植栽活動など地域のボランティア活動だけでは限界があることに気付きました。地域でのボランティア活動を生かしながらさらに森林保全活動の学びと活動の幅を広げるために「国有林モニター」へ応募しました。毎月送られてくる「林野」の史料は国有林の役割や現状を知るのに役立っています。行政への意見・提言、国有林ミニター会議などに積極的に参加し、学びと活動の場を広げ自然や森林保全活動への新たなステップにしたいと思います。2016年4月

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