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志布志湾松林立ち枯れ松の現状ルポ
 最新 柏原海岸松枯れルポ 
 益丸海岸及び柏原海岸では2012年(H23)頃より発生したマツカレハ(松毛虫)により、多くのクロマツが広範囲に渡り枯損の被害をうけた。その後、立ち枯れは伐採され、新しい松が植えられ、再生へ一歩を踏み出していた。 最終更新日 2019/4/12
再生・整備の進む志布志湾海岸林(松林)
 
再生地に立てられた治山事業案内板
 
治山事業案内説明文
 
再生が進む松苗 2019.4.7
 
防災に役立つ管理道の設置 2019.4.7
これまでの松枯れによる柏原海岸松林再生の変容  2016・4・14
 権現山からの眺望<白砂青松柏原海岸線の広大な松林> 探訪日 2008・12・7
 
↑2008年当時の柏原海岸の松林<2008・12・7>

 下写真は上写真と同一場所を権現山山頂から2016年4月に写した柏原海岸の松林風景である。樹林内にで示した場所に地肌が見えるがこれは被害木を伐採し、新しい松苗が植栽され、再生・整備が進む場所である。今後、暫時、植栽地域が拡大されるという。
 
↑2016年時の柏原海岸の松林<は松苗植栽による松林の再生・整備場所 2016・4・14>
 
植栽再生・整備ヵ所近景<2016・4・14> 
柏原海岸 <枯れた松林の再生・整備の現況>  2016・4・14
 
枯損(こそん)の被害を受けた当時の松林 2012/2/16

同一場所の枯損被害地のその後の現況 2016/4/1
上両写真は柏原海岸の安留地区の集落から海岸へ通じる安留め線道端の枯れた松林(左)とその後の現況写真(右)
 
松枯れの被害木を伐採し、新しい松が植栽され、再生・整備が進む立ち枯れ松被害地跡     2016/4/11
 
新しく植栽された松     2016/4/11

 
立ち枯れ状態の松林風景   2016/2/25
 
上山野線の松枯れ木伐採処理写真  2016/4/14
 海岸線の枯れ松と再生松苗風景   2016/4/11
 
日南海岸国定公園柏原海岸標柱 
 
海岸沿いの立ち枯れ松と植林された苗松   2016/2/25
 
海岸線植栽苗松   2016/4/14
 志布志湾の松があぶない  2012/02/16
志布志湾海岸一帯の松林に点在ながら立ち枯れの現象が見られる。立ち枯れのひどい柏原海岸安留地区に住む古老は、「昨年の6月頃から葉の枯れが目立つようになり、これまでに体験したことのない異常な現象だ」と話す。2012/02/16

柏原海岸漁港へ通じる道路の松林と奥に石油基地。通路左側の立ち枯れ松。
海岸ルーピン畑沿いの立ち枯れ松
柏原上山野海岸一帯の立ち枯れ松
柏原安留集落側一帯の立ち枯れ松
立ち枯れの原因はマツノカレハか?   2012/02/16
松の立ち枯れは一般的にマツノザイセンチュウが原因と考えられるが、松林内にガの一種の「マツカレハ」の幼虫が発見されることから現在の原因は「マツカレハ」の幼虫による針葉の食害によるものと思われる。 2012/02/16


立ち枯れ松一帯の路面を這うマツカレハ幼虫
針葉を食すマツカレハの幼虫  
名勝「国の松原」もあぶない
布志湾に面した大崎町の日南海岸国定公園「くにの松原」キャンプ場一帯の松は、今の所、目立った立ち枯れは見られないがキャンプ場へ続く通路松林の一部には立ち枯れ松が目に付く。  2012/02/11

「くにの松原」キャンプ場一帯の松林

「くにの松原」キャンプ場に続く史跡「遠見番所跡」一帯の立ち枯れ松風景

早急な現状回復の保全対策を!
マツカレハ幼虫異常発生の原因を推論してみた。その1,飛砂防備保安林指定による常緑広葉樹と針葉樹の林層バランスの崩れ。その2,生活の多様化により、人と松林との結びつきが少なくなり、昔から行われていた松葉かきや下草刈りなどの手入れが行われなくなった。その3,ヒヨドリなどの野鳥やアシナガバチ等、マツカレハの天敵の野鳥や昆虫の減少。その4、海岸線の浸食により打ち上げられた高波による塩害等、これら複合的な原因を推論するが専門的な原因究明を含めて、早急な現状回復の保全対策が望まれる。

国有林モニターへの参加   

元気活動            志布志湾の松林を「白砂青松」に