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野首嶽(のくびだけ)897.3m 南大隅町

落ち葉を踏みしめながら登山道脇の照葉樹とアオキやミヤマシキミの赤い実を楽しむ
  野首嶽は大隅半島南部の鹿児島湾を見下ろす海岸線よりに位置し、近くには辻岳や西日本最大級の風力発電所「南大隅ウインドファーム」がある。登山口は林道根占中央線沿いに南口コースと北口コースの二箇所あり、歩行総時間が北口コースで30分、南口コースは2時間30分あり、コース選択の目安になる。登山者が少なく、照葉樹林の中を登山道に積もった落ち葉を踏みしめながらゆっくり登る。林相はタブやシイ・ツバキ等の常緑照葉樹林帯で山頂近くではヒメシャラやアセビなどの樹木が見られる。春先は、山道脇のアオキとミヤマシキミの真っ赤な実が心を癒してくれる。
登山道コース選択    登山道風景  山 頂 風 景  野首岳山容
登山道コースの選択と紹介
野首岳 山頂への登山口は、北口コース、南口コース二箇所あり、いずれも体力度は低い。南口コースの登山口は累積標高差が465M、歩行時間約二時間30分。時間を稼ぎたければ累積標高差200M、歩行時間約30分の北口コースを選択すればよい。山道からの眺望は南口コースがよい。
  北口コース   南口コース
 
北口コース

 南口コース
 登山道入り口全景
 
北口コース
 
南口コース
 案内標柱と登山道入り口
  北口登山道コースと登山道風景
今回は林道から短距離・短時間で登れる北口コースにチャレンジした。大隅の照葉樹特有のタブやイタジイ、ユス、ツバキ、ヒメシャラ、アセビ等と林相も豊かでアオキやミヤマシキミの赤い実を鑑賞しながらの登山は楽しかった。 
 
 
 登山道入り口の苔むした木々とアオキ  12:30
   
やがてスギの人工林からタブやシイの照葉樹林帯へ。つばきの花びらが散り、落ち葉の積もる登山道を楽しみながらゆっくり歩く。   12:34
   
 登山道随所で見られるミヤマシキミの赤い実に癒される。
   
 登山道から樹林内に目を向けるとあちこち芸術的なおもしろい樹形の木が。
   
樹林内の倒木風景はかつての大隅の山々がイスやイタジイ、タブノキなどの照葉樹原生林に覆われていた風景が想像される。 樹林内では倒木更新が見られ、森の新しい命の交代が進んでいた。
   
 急坂のすべりやすい場所にはトラロープが張られ、丸太階段の登山道をゆっくり歩いて登る。  
 
 山頂近くのヒメシャラの白い木はだとミヤマシキミの赤い実のコントラストに目を奪われしばし立ち止まって鑑賞 12:48
 
山頂近くのアセビの巨木
   
 南口登山道と合流する山頂への標識をすぎると目の前に明るく開けた山頂広場が見えてきた。 12:50

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 山頂風景
 
  山頂広場の盛り土とヒメシャラの木
 
一等三角点の標石と野首岳(897.3m)の標柱 
   
展望は南方向へ開け、天候が良ければ佐多岬や開聞岳を望むことができるのだが今回はあいにく雲で視界不良。 
   
 山頂広場でも赤い実をつけたミヤマシキミの群落が目をひいた。
 
山頂広場で昼食をとり、記念の写真を一枚
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 野首岳山容風景
野首岳の山容は見る場所や角度により西側の山腹の出っ張りがあたかも動物が錦江湾に首を出しているようにも見えることから野首岳呼名の由来とされるが詳細は定かでない。
 
野首岳に近い大中尾高原からの眺望
 
さたでいランドから眺望する野首岳風景風力発電の風車群、野尻野、そして野首岳とここからながめる風景は絶景だ。
 
登尾林道からの眺望
 
大中尾からの眺望

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 上段TOPへ   登山日2014/02/11   サイトへのUP日 2014/02/14

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