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神野中岳(吾平富士)鹿屋市

三角錘の山容が美しい吾平富士「中岳」
鹿屋市神野地区にある中岳(677m)はその美しさから「吾平富士」とか「神野富士」とも呼ばれ、神野のシンボルとなっている。標高は700mに満たない低山だが、三角錘の山容が示す通り、山頂への登山道は全体的に急で険しい。山全体の名称は「中岳」だが「前岳(660m)」と「中岳(677m)」の二つのピークがある。最初到達する山が「前岳」で展望はよく、眼下北方向に神野、遠くに鹿屋市、肝付町の町並み遠望できる。中岳山頂へは一旦、前岳からロープを頼りに30mの難所の岩場を鞍部へ降り、急坂を30分ほど上り詰めると中岳山頂に到達する平成27年、山頂への登山道は四滝にかけてトレッキングコースとして整備された。林層は低地でスギ・檜の人工林、混合林が占め、山腹は、スダジイ、マタバシイ、イス、カシ等の照葉樹林が主な林層をなす。樹林内樹木の中には苔むしたイスやスダジイ等の古木が多く見られ、老木や倒木が山の歴史を感じさせる。
 
三角錘の山容が美しい吾平富士「中岳」。2018・5・12
 最終探訪日  更新日  2018・5・12

トレッキング体験記  中岳登山記録 中岳草花風景 神野の風景(別窓) 神野大川の滝別窓)
 中岳トレッキング体験記   登山日:2018年5月12日
平成28年、 大滝のある中岳一帯を気軽に登山できるトレッキングコースとして整備された。 今回、中岳山頂から林道へ抜け、滝を巡るCのコースへチャレンジした。
 トレッキングコース(現地案内板より)
 
トレッキング体験記 
 大川内神社を目印に 案内看板に沿って進む。吾平浄水場前の広場が駐車場になっている。
 
案内板
 
駐車場
 
中岳登山道入口
 
登山風景
 急坂の箇所はハシゴやロープが設置してある。
 二時間ほどで前岳到着。休憩所に整備され、展望が良い。
 
 展望の開けた中岳(前岳)
 山頂中岳を目指す。
  前岳で一休み。山頂中岳へは、一旦、ほぼ垂直の岩場を梯子を使って降り,鞍部から急坂を30分ほど上り詰めると中岳山頂に到達
   
中岳山頂
 
 山頂中岳からの眺望
   
 山頂から林道へ   林道コースを歩く
照葉樹林帯内の林道コースを一時間ほど歩いて八山岳へ通じる林道へでる。 
   
   
林道を下り 滝巡りをしながら帰路へ
   
   
登山記録   登山日:2011年5月2日    時間表示は通過・撮影時刻

永野牧、「大川の滝」道標

上水場駐車場が登山道入り口
神野小を過ぎて永野牧へ、右手に「大川の滝」の道標が立ち、ここから入る。舗装道路を進むと浄水場の水源地があり、ここが登山口、駐車場となる。

中岳入り口道標 入山時刻9:15

道標 9:25
陽光の差し込むなだらかなスギ林を10分ほど歩くと尾根に出、道標に沿って山頂を目指す。

中岳山頂への道標  9:37

樹林内風景 10:09
林層は主にがタブやシイの照葉樹が主だ。

苔むしたイスノキ

板根の発達したスダジイ
樹林内は苔むしたイスやスダジイ、マタバシイ等の古木が多く見られる。

倒木風景 10:42

幹周り3,6mのカシ 10:50
幹周り3mを超す老木や倒木が山の歴史を感じさせる。

中岳(前岳)659、5mの表示板 11:00
古木の残る樹林帯を抜け、急坂をのぼりきった所が前岳だ。

前岳から国見山系を眺望

前岳標識近くに鎮座する「中嶽神」
前岳からの展望風景。北東方向眼下に神野、遠くに肝属平野の町並み、東方に国見山系、視界が良ければ西方向に錦江湾が遠望できる。

ツツジの枝間から中岳を眺望

ほぼ垂直の岩場傾斜をロープを頼りに降下
中岳山頂へは一旦、前岳からロープを頼りに垂直に近い傾斜を下り、鞍部へ。岩場を降下の際は十分な注意が必要だ。鞍部から急坂を30分ほど上り詰めると中岳山頂に到達。

ケルンが積まれた中岳山頂677mの表示板  11:40

山頂一帯の風景

山頂から国見山系を眺望
山頂部は東側が開け、国見山系を眺望できる。山頂で昼食と休憩。帰路は往路を引き返す。
登山道の草花
今の時期、至る所でギンリョウソウの群生が見られた。
可憐なつつじの花が疲れた体を癒してくれた。

神野の風景(別窓)  神野大川の滝別窓)


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