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甫与志岳 肝属町
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甫与志岳(967.9m)は大隅半島の南東部に位置し、国見山(886.5m)、黒尊岳(908.5m)と同じ稜線にあり,国見山系の最高峰である。一帯はアカガシ、スダジイ、ヒメシャラ、ヤブツバキ、アセビ等の常緑広葉樹林に覆われ、山頂部には直径15mほどの花崗岩の露岩があり、360度の大パノラマを眺望できる。山頂や山腹からの眺めは北方向に肝属平野、東方向には内之浦や岸良浜、西から南方向一帯にかけて八山岳・稲尾岳・木場岳等の山々を眺望できる。春はアケボノツツジやミツバツツジ、新緑、秋は紅葉と四季折々の山の風景を楽しむことができる。山頂への登山口は姫門林道と二股甫与志林道に登山口のルートがある。二股キャンプ場入り口の林道途中には「清純の滝」があり、登山道脇の渓流にもいくつかの小さな滝がある。最終更新日2013/04/10 |
甫与志岳山頂
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甫与志岳山頂を目指す「 姫門林道登山口ルート」 |
甫与志岳への姫門コースは姫門バス停から林道を5kmほど入ったところに登山口がある。山頂へ直登するコースで所要時間は約一時間
登山道入り口案内板 |
いざ、出発! 8:36 |
登山道脇風景 |
登山道脇のギンリョウソウ |
山腹から眺めた岸良の風景 9:36 |
一等三角点 9:45 |
甫与志岳967.9m表示の標柱 |
巨大な岩盤の山頂からは、南西に荒西山、六郎館岳まで伸びる照葉樹の尾根、北東に岸良湾と太平洋の海原、後方には国見山への縦走路が展望できる。 |
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甫与志岳山頂を目指す「二股甫与志林道登山口ルート」 |
甫与志林道を経て入山するコースは、林道入り口から車で20分、歩いて一時間ほどの場所に登山道入り口がある。最初は渓流沿いに歩き、小さな沢や小滝との出会いを経て、山腹を横切り、頂上を目指す。滑りやすい粘土質の急坂を登り切ると眼前に巨大な岩屋が現れ、山頂到着。
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県道542号沿いの 二股キャンプ場(左)と甫与志林道入り口(右) |
甫与志登山道案内板 スタート 9:50 |
案内表示板 |
沢渡り 10:04 |
10:07 |
10:50 |
10:57 「頑張れあと10分」の表示板 |
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11:10 山頂真下の岩屋 岩を左手へ回り込んで山頂広場へ |
甫与志岳山頂付近の高さ20m、周囲約120mの伝説を秘めた巨大な花崗岩 |
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甫与志岳(966.9m)標柱と一等三角点の標石 |
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樹林内風景 |
森林浴をしながら山頂から黒尊岳を目指して三岳縦走路を歩く |
下山は往路を引き返すが、4月、五月の新緑、花の時期は山頂から黒尊岳方向へ起伏に富んだ尾根を歩くと新緑の照葉樹やツツジの開花風景が楽しめる。山頂から黒尊岳へ向かう縦走路や山腹にはタブ、シイ、ヒメシャラ、アセビ等の巨木、巨岩に根を張って元気にたくましく育っている根性の木、不思議な樹形をした樹木等の樹林風景を楽しむことができる。約一時間ほど歩くと巨岩があり、巨岩上からの展望がすばらしい。黒尊岳を経て国見平までの縦走は約4時間を要する。縦走の場合はあらかじめ国見平に車をまわしておく必要がある。 |
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倒木更新が進む樹林内風景。かっての照葉樹原生林の風景が偲ばれる。 |
樹林内のおもしろい樹形をした木々 |
自然の芸術作品? |
動物顔面木? |
巨岩に根を張りたくましく育っている根性の木 |
樹皮が美肌のヒメシャラ |
アセビの巨木と花 |
山頂から黒尊岳へ向かって一時間ほど歩くとツツジの群生地が。→アケボノツツジへ |
近くには巨大な岩場があり、ここで休憩と展望 |
巨大岩場展望所からの眺望:黒尊岳から国見山へ続く照葉樹の尾根 1013/04.07 |
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花風景「アケボノツツジ」 |
アケボノツツジはその清楚な美しさからつつじの女王の異名を持つ。淡いピンクの色が夜明けの「曙」の色に似ていることからその名がついたという。標高1000m級の高山に自生するアケボノツツジはここ甫与志岳山頂(967m)から黒尊岳に向かう途中に群生地があり、訪れる人の目を楽しませてくれる。年によって開花時期が異なり、開花期間も一週間と短いこともあり、アケボノツツジの開花と出合った時の感動は格別だ。 |
アケボノツツジ開花風景写真 2013/04/07
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花風景 「ミツバツツジ・ドウダンツツジ」 |
甫与志岳から黒尊岳への縦走路の尾根沿いにはアケボノツツジの開花が過ぎる4月下旬から5月上旬にかけてといっせいにミツバツツジやドウダンツツジが開花を始める。 |
ミツバツツジ開花風景写真 2009年4月28日
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縦走途中の尾根から眺めるミツバツツジの群生地 |
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、ドウダンツツジ開花風景写真 |
大空へ向かって大きく伸び、開花したドウダンツツジ花を見上げる。 |
ドウダンツツジの開花風景 |
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サイド計 top累計 |
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二万五千分の一地図(国土地理院)で見る。 |