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内之浦ロケット桜(ヒカンザクラ・カンザクラ)肝付町南方

鹿児島県肝付町南方にある内之浦宇宙空間観測所入り口付近にヒカンザクラ・カンザクラ約50本が植栽されている。ここに咲くヒカンザクラ・カンザクラはロケットの町にちなんで「ロケット桜」の愛称で呼ばれ、花の少ないこの時期、春を告げる花として親しまれている。もともとはロケット打ち上げ関係者の心を和ませるために、冬季の打ち上げが多かったことからこの時期に咲くヒカンザクラ・カンザクラをソメイヨシノに接ぎ木したのが始まりという。例年、内之浦のヒカンザクラは2月10日前後に見頃をむかえる。ヒカンザクラに続き、淡いピンクのカンザクラが満開となり、2月中旬頃まで楽しめる。    最終更新日 2017・2・16
春到来ロケット桜 ロケット桜とは 開花風景 ロケット桜と野鳥たち
春到来を告げるロケット桜
 
 
内之浦ロケット桜(ヒカンザクラ)   2013・2・13
春を告げるロケット桜  2011年2月5日
内之浦宇宙空間観測所入り口付近の緋寒桜(ヒカンザクラ)  2011年2月10日

内之浦宇宙空間観測所入り口付近の寒桜(カンザクラ)  2011年2月15日

内之浦ロケット桜とは
ロケット桜は内之浦宇宙空間観測所勤務の職員が昭和52年岸良老ク長寿会が18年前記念植樹した、ソメイヨシノを台木として寒桜20本、緋寒桜6本を接ぎ木したヒカンザクラとカンザクラだ。ロケット打ち上げの時期に開花するため、報道班の取材源となり、ロケット桜の愛称で有名になった。(内之浦町史より)
○ヒカンザクラ(緋寒桜):バラ科の暖地の落葉高木。高さ約7m。2〜3月、葉の出る前に、緋紅(ひこう)色で鐘状の5弁花を下垂する。最近はヒガンザクラ(彼岸桜)と混同されないように、カンヒザクラ(寒緋桜)と呼ばれることもある。
○寒桜(カンザクラ:早咲きの桜でバラ科サクラ属の落葉小高木。ヒカンザクラと比べて花がしっかり開く。花は一重で、桃色の小花を咲かせる。
内之浦ロケット桜のヒカンザクラとカンザクラ
緋寒桜(ヒカンザクラ) 寒桜(カンザクラ

緋紅(ひこう)色で鐘状の5弁花を下垂する

花は一重で、薄桃色

 内之浦ロケット桜(ヒカンザクラ・カンザクラ)開花風景  
 
観測所通路沿いのヒカンザクラ

内之浦宇宙空間観測所受付付近のヒカンザクラ開花風景  

観測所通路沿いのヒカンザクラ

つり鐘形で花びらは5枚、下向きに咲く鮮やかな緋紅(ひこう)色のヒカンザクラ

甘い香りに誘われてメジロが飛び交うヒカンザクラ

淡いピンク色のカンザクラ  

早春の青空に映えるカンザクラ  
ちょっと満開を過ぎたヒカンザクラに続き、淡いピンク色のカンザクラが花びらを大きく開き、見頃をむかえていた。甘い蜜を求めてメジロやヒヨドリの野鳥たちが枝から枝へ飛び交い、春本番の景観を呈していた。2月15日

ロケット桜と野鳥たち(メジロ編)
 
 
鹿児島の方言でメジロを「ハナシ」と言う。花蜜を吸う様、「ハナスイ」(花吸い」の訛り。

ロケット桜と野鳥たち(ヒヨドリ編)


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最終更新日 2017・2・16