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笠野原十五夜大綱引大祭鹿屋市

鹿屋市笠野原町の伝統行事「十五夜大綱引き」が9月10日に開催された。五穀豊穣、家内安全等を祈願して江戸時代から続くとされる伝統行事だ。以前は道路で行われていたそうだが交通事情により現在の笠野原公園でおこなわれるようになって今年で15年めになるという。夕方5時すぎになると出店や祭りの準備も整い、演芸大会、相撲大会がスタート。町内の男衆18人がが四日間かけて編み上げた大綱は、重さ1.5トン、直径40cm、長さ約70mにもおよぶ力作だ。日が沈み、満月が東の空に上がりかけた頃、ホラ貝の合図で一回目がスタート。綱引きには特別なルールはなく住民だけでなく老若男女、誰もが自由に参加できる。この夜は町内外から沢山の人出があり、月見をしながら、綱引き、舞台演芸の十五夜行事を楽しんだ。

大綱準備
大綱の準備はぐるぐる巻かれて積み上げられた大綱の「より」を返すことから始められる。なにしろ長さ70m、重さが1.5トンもある大綱、「より」をかえす作業だけでも30分はかかる大仕事だ。
丸く高く積み上げられた大綱の「より」返しの作業風景
「より」が返り、綱引き準備OK
いよいよ大綱引き開始
日が沈み、満月が東の空に上りはじめた頃、ホラ貝の合図で一回目の大綱引きが開始。勝負は三本。間を開けて三回行われる。特別なルールはなく誰でも自由に参加できる。

ホラ貝の合図で開始
綱引き風景
綱引き風景
大綱引き風景動画編
演芸大会/会場風景
大綱引きの合間、特設舞台では日本舞踊、エイサーの踊り、楽器の演奏等が賑やかに繰り広げられた。

特設舞台風景
名月の月見で一杯。弁当を広げ、大綱引きや舞台を楽しむ家族連れやグループ
綱引きの合間、大綱は腰掛け代わりに変身