鹿屋市笠野原町の伝統行事「十五夜大綱引き」が9月10日に開催された。五穀豊穣、家内安全等を祈願して江戸時代から続くとされる伝統行事だ。以前は道路で行われていたそうだが交通事情により現在の笠野原公園でおこなわれるようになって今年で15年めになるという。夕方5時すぎになると出店や祭りの準備も整い、演芸大会、相撲大会がスタート。町内の男衆18人がが四日間かけて編み上げた大綱は、重さ1.5トン、直径40cm、長さ約70mにもおよぶ力作だ。日が沈み、満月が東の空に上がりかけた頃、ホラ貝の合図で一回目がスタート。綱引きには特別なルールはなく住民だけでなく老若男女、誰もが自由に参加できる。この夜は町内外から沢山の人出があり、月見をしながら、綱引き、舞台演芸の十五夜行事を楽しんだ。 |