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佐多郡の中世古石塔群南大隅町佐多

郡はその名のしめすとおり古代行政の中心地であり、奈良時代郡郷制による政庁の置かれた所ともいわれる。ここの石塔群のうち宝篋印塔(ほうきょういんとう)四基と五輪塔三基は禰寝氏二十四代清香が宝暦3年(1753)に「わが祖先の墓」として修造した禰寝氏4代の石塔(初代清重、二代清忠、三代清綱、四代清親とその夫人たちの墓塔)といわれる。玉垣の外側にある五輪塔群は鎌倉中期頃のもので当時この地方を支配していた建部一族佐多氏のものとみられ、この地方が歴史上重要な場所であったことを物語っている。(町指定文化財)

宝篋印塔(ほうきょういんとう)四基と五輪塔三基

玉垣の外側にある五輪塔群は鎌倉中期頃のもので当時この地方を支配していた建部一族佐多氏のものとみられる。


史跡巡り風景(南隅地域の史跡巡りと町歩き)2011/2/26