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中津神社の鉤(かぎ)引き祭り

鹿屋市高隈地区中津神社

「鉤(かぎ)引き祭り」は上、下両高隈地区の青壮年たちによって、二股の雌木とかぎまたの雄木をからみ合わせて自分の陣地に引き込めば勝ちとなる。五穀豊穣(ほうじょう)、子孫繁栄、無病息災を願う伝統行事で300年以上の歴史を持ち、鹿屋市無形民族文化材に指定されている。この「綱引き」ならぬ「鉤引き」は負けると豊年の夢も破れるとあって、老いも若きも元気いっぱい、汗だくになって熱戦を繰り広げる。鉤引き祭りは鹿屋市上高隈町の中津神社境内で行われ、近郷近在からたくさんの人出で賑わう。最終更新日2019年2月18日

 鉤引き風景
長さ約15m、幹周り約50cmのカギ状の雄木のニレの木と二股状の雌木エノキを絡ませて引き合い、引き込むか裂けさせると勝ち。神木(ひっぱり合う木)は雌、雄木は両方とも切り口から90センチのところにふたまたのあるもの。幹の直径30p以上、重さはTトン超。 
 
 上高隈と下高隈に分かれて三回戦の勝負で競われる。
 
 
 二股の雌かぎ、かぎ状の雄かぎを絡ませる。
 
かぎ同士をひっかけると、観客も加勢し、力いっぱい引っ張り合う。
 

かぎ引き祭り動画編


鉤引き祭りに伴う行事
 
 棒踊り保存会による奉納棒踊り風景
鉤引き祭りは中津神社に伝わる五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈る神事のひとつだ。鉤引き祭りに伴う行事として田起こし、代かき(木牛を使う)、播種(餅まき)行事が行われる。

田起こし、代かき風景

 餅まき(播種)風景



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