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七狩長田貫(ななかりおさたぬき)神社、通称「田崎神社」。この境内に市の天然記念物、樹齢約900年を超すクスノキがある。根回り10、8m、樹高25mで根本から2本に別れている。ここのクスは、樹齢1500年の日本一の蒲生のクスにははるかに及ばないが大隅半島内では樹齢1300年前後の志布志山宮神社のクスや塚崎のクスに次いで古樹・巨樹である。最終更新日 2017・2・27 |
田崎神社オオクス 近景 2017・2・17 |
田崎神社の大クス全景 2008・9・30 |
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市指定天然記念物、樹齢約900年の田崎神社の大クス |
主幹が根本で2本に分岐し、学術的にも貴重なクスだ。 |
枝を四方に張ったその巨大な威容は迫力がある。 |
境内反対側の道路から見たクスの木の景観。境内より下の主幹は防護壁の一部になっており実測できないが根周はかなり大きいと推測される。バス停留所が近くにあり、夏は木陰を作り、生活とも密着している。 |
境内反対側道路から見た全景も美しい。 |
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旧郷社田崎神社の正式名は「七狩長田貫神社」(ななかりおさたぬき神社)である。三国名勝図会にも載っていることからかなり古く、由緒のある神社であろう。神事で著名なのが「しか祭り」で、鹿屋市の無形民俗文化財に指定されている。創建は不明だが再興の棟札には永正元年(1504年)伴兼明、天正三年(1575年)兼政等とある。別雷命(わけいかづちのみこと)を主祭神とする神社で、雷は雨をもたらすことから作物を成長させる農業の神、または狩猟の神ともいわれ、昔から崇拝されてきた。別雷命は京都の加茂神社に祀られており、平安時代の頃は加茂大祭というのが歴史にもみえ、古典などにでている。伊勢の田丸玄蕃という人が、京都の加茂神社の分神を勧請してきたものであるという伝えがある。初詣で賑わうパワースポットになっている。
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主な祭事は、2月17日に「しか祭り」、別名「神能面渡御祭」、2月22日には、「お田植え祭」、旧6月30日には、「名越祭」で毎年古式豊かに執り行われる。 田崎神社祭礼 |
田崎神社鳥居 2017.2.17 |
田崎神社境内と社殿 |
田崎神社拝殿 |
田崎神社本殿 |
本殿向かって左側に鎮座する「西宮」 |
更に西宮左隣に鎮座する神社創建に由来のある田丸玄蕃碑 |
境内登り口の石塔
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昔の田崎神社@ |
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上の写真は大正末期の写真で七狩長田貫神社と神社前の通り、建物風景である。その時代、雑貨や菓子などを売る店が数件並んでいた。
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昔の田崎神社A |
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昔の鳥居と社殿風景
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七狩長田貫神社(三国名勝図会から) |
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所在地:鹿児島県鹿屋市田崎町517番地 社名;七狩長田貫(ななかりおさたぬき)神社
アクセス;道路距離で鹿屋市役所より0.8Km、車で5分。
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日本一の本格的な専用グラウンド・ゴルフ場「かのやグランド・ゴルフ場」は道路を隔てた真向かいにある。 |
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