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観音淵中世古石塔群・観音淵滝と湧水鹿屋市下高隈

観音淵は地下水が長い年月をかけて造り出した天然の洞窟で、高さ8メートル、幅16メートル、奥行30メートルもあり、洞窟の中には、鎌倉時代初期から戦国時代までの供養塔が約90基ある。洞窟入口から見て右側の供養塔は、鎌倉初期にこの地方の開田作業を進めた富山一族の長谷三郎太夫義遠(はせさぶろうだゆうよしとお)一族及び、家臣団の逆修供養塔(ぎゃくしゅうくようとう)と見られる。左側の供養塔は肝付氏のもので、ともに鎌倉初期から富山氏と競って開田作業を進めたものと思われる。逆修供養塔とは、土地開発等の大事業や戦乱、または個人の意志により死後の安楽、極楽往生を願って生存中に建立する供養塔をいう。この観音淵中世古石塔群(かんのんぶちちゅうせいこせきとうぐん)は鹿屋市の指定史跡になっている(昭和56年8月19日指定)。観音淵洞窟から染み出る湧き水は名水として知られ、水汲みに来る人が多い。 最終探訪日/更新日 2014/05/09

観音淵洞窟全景

 
 中世古石塔群  観音淵滝  観音淵湧水  メディアで紹介

観音淵中世古石塔群

 観音淵入り口風景、駐車場や遊歩道も整備されている。観音淵中世古石塔群は水汲み場の左側階段を上って70m近くの場所にある。
   
 観音淵入り口風景、駐車場や遊歩道も整備されている。観音淵中世古石塔群は水汲み場の左側階段を上って70m近くの場所にある。 
 
観音淵洞窟全景地元では観音ガマと呼ばれていた。(ガマとは川の淵などの洞穴)
 
観音淵入り口左側ある石塔群
 
観音淵入り口右側にある石塔群
 観音淵滝
観音淵洞窟から染み出た水は滝となって流れ落ちる。 
 
滝上段
 
滝全景
 
滝上段
 観音淵湧水
 観音淵からわき出る湧水は田の用水や飲み水として利用されている。名水として知られ、水汲みに来る人が多い。
 
湧水取水口風景
 
水汲み風景。水くみ場は、昔から名水として訪れる人が多い。
   
湧水取水口に立つ NPOオアシス水環境研究会水質検査報告書。
「・・・・観音淵湧水は、ほぼ中性で電気伝導度が低く、超軟水である。カルシューム・マグネシューム比がおいしい水といわれるゆえんである。畑地に接していない、湧水のために希にみる硝酸性窒素を含まないさわやかな水と考えられる。」(検査総評)
  2014/05/09
 メディアで紹介
 観音淵の滝と湧き水の追記。観音淵は地下水が長い年月をかけて造り出した天然の洞窟で洞窟の中には、鎌倉時代初期から戦国時代までの供養塔があり観音淵中世古石塔群として鹿屋市の指定史跡になっています。九州めぐりあいのテレビ番組で俳優の苅谷俊介さんを迎え、観音淵を紹介しました。
 
TVQ九州放送「きらり九州めぐり逢い」の番組で紹介
   
取材風景     苅谷俊介さんを迎え、観音淵を紹介。


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