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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2019年1月18日午前9時50分、小型ロケット「イプシロン」4号機を内之浦宇宙空間観測所から打ち上げた。民間企業や大学などが開発した7基の小型衛星を初めて搭載し、70分後までに全ての衛星を分離し、打ち上げは成功した。2013年の1号機以降、4回連続の成功となる。 |
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宇宙航空開発機構(JAXA)は2018年1月18日午前6時6分内之浦宇宙空間観測所からイプシロンロケット3号機打ち上げに成功した。イプシロン3号機は高性能小型レーダ衛星を搭載したロケっトで計画通り飛行し、打ち上げから約52分35秒に小型衛星を正常に分離したことを確認した。 |
打ち上げ時・飛行中の映像 |
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夜光雲 |
空に残った噴煙が オーロラのように美しく輝く「夜光雲」が見られた。 |
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人工衛星軌道投入に失敗した小型ロケット「SS520」4号機 |
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小型ロケット「SS520」4号機打ち上げ |
人工衛星を搭載したものでは世界最小級の小型ロケットといわれる小型ロケット「SS520」4号機が1月15日午前八時33分、肝付町打之浦宇宙空間観測所から打ち上げられたが軌道投入に失敗した。
JAXAによると、正常に点火し、約20秒後に機体からの情報が地上で受信できなくなり、安全のため2段ロケットの点火を中止し、ロケットは内の浦沖に落下した。打ち上げ実験は失敗だったが「得ることもあった」「継続が大事」と次の打ち上げ成功に向けて前向きなコメントを出した。このページでは一般見学者の立場から今回のロケット打ち上げ見学を振り返り、撮影した映像をもとに見学記としてレーポートした。打ち上げ見学日 2017年1月15日 |
「SS520」4号機」 打ち上げ発射ポイントの確認 |
宮原ロケット見学場から発射台方向を眺望
まず今回SS520が発射される打ち上げポイントを確認。前回打ち上げられたイプシロン発射場とはちがい今回の「SS520」の打ち上げポイントは後方山手方向に見える発射ドームだ。一般見学者の中にはそれに気づかずイプシロン発射台を打ち上げポイントとして勘違いしている人が多かった。
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打ち上げ瞬間の動画 |
ロケット発射時の動画の醍醐味「カウントアナウンス・音・光・軌跡、何よりも発射瞬間の見学者の歓声」(38秒間) |
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発射された「SS520」4号機の打ち上げ瞬間、カウント19まで。 |
発射後の機影を追う |
JAXAによると発射後一段目のエンジンまでは計画通りに行われたが、発射20秒後飛行中に、温度や機体の姿勢に関するデータを地上でできなくなった。人工衛星搭載部のノーズコーン分離までは正常に行われたが地上からのロケットの状態を確認できず安全確保のため、3段あるエンジンのうち二段目の点火を中止、ロケットは内之浦南東海上の予定落下区域に落下したことを確認した。 |
内之浦から宇宙へ飛び立つ人工衛星搭載の超小型ロケット |
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発射台を離れる「SS520]4号機。午前8時33分、向かいの山裾に見える発射台から閃光とともに「SS520}5号機が飛び立った。 |
軌道に乗ってぐんぐん上昇する「SS520]4号機 |
ノーズコーン分離までは正常に飛行を続ける「SS520]4号機の軌跡 |
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その後打ち上げ20秒後に情報が途絶え、3段あるエンジンのうち二段目の点火を中止し、ロケットは内之浦南東沖の海に落下したという。 |
打ち上げ見学風景 |
見学場は、打ち上げの度に全国・町内外から大勢のロケットファンやカメラマン、見学者で賑わう。イプシロン打ち上げの見学者数にははるかに及ばないものの五百台の車で埋まり、約1000以上もの見学者が訪れた。 ロケット打ち上げもさることながら遠方から来る大勢のファンや地元見学者たちとの交流も楽しみの一つだ。 |
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宮原ロケット見学場<車と打ち上げを待つ見学者> |
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早朝の寒い時間帯、見学場テントでは地元スタッフ方々によるお茶・コーヒのおもてなしをいただき何よりうれしかった。 |
発射ドーム近影 |
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今回打ち上げに使用された発射ドーム
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2020年1月9日 |
観測ロケット「S310−45号機」が肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、ロケットから切り離した観測用カメラで地球を撮影し、地上にデータを送る実験に成功した。45号機は全長約8メートル直径31センチ、重さ約780キロ。打ち上げから約3分後に最高高度131キロに達し、約6分後に海上に落下した。 |
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イプシロン2号機が肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ成功した。2013年の初号機以来3年ぶりで、2機連続の成功となった。1号機は昼間の時間帯の打ち上げだったが今回は夜間の打ち上げで真っ暗闇の冬空を染める閃光を発しながら上昇する機体を目にすることができた。打ち上げ日 2016年12月20日
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見 学 記 |
2016年12月20日午後8時、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から「イプシロン」2号機が打ち上げられ、衛星の分離・軌道投入に成功した。今回打ち上げられた2号機は、地球周辺の放射線帯を調べるジオスペース探査衛星「ERG(エルグ)」を搭載し、愛称が「あらせ」と決まった。今回は夜間の打ち上げということもあり、 1号機打ち上げ時と比べて大きな混雑はなかった。それでも午後2時から10時まで通行止め(許可車を除く)の事前予告の通知があり、2時前には見学場所のひとつになっている内之浦漁港へ着いた。前回は観測所近くの見学場所に立ち入りできず、射点から約10km以上離れた肝付町岸良からの見学だったが今回は発射地点は見学できないが発射地点から3kmの内之浦漁港からの見学となった。 |
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pm:15:20 内之浦漁港見学場 |
pm17:45 大型テレビ設置の内之浦漁港見学場付近
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pm19:00 発射1時間前、見学場の灯りを映す内之浦漁港湾
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打ち上げ動画 |
pm20:00打ち上げ時の動画<カウントダウンとまばゆい閃光を発しながら上昇するイプシロン機体と歓声(30秒動画)>
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pm20:00 打ち上げ瞬時時の静止画 <台地を照らす閃光> |
イプシロン2号機 |
イプシロン2号機は、全長26mで重さ約95トンで愛称が「あらせ」。地球周辺に広がり、人工衛星の故障や宇宙飛行士の被ばくを引き起こす可能性がある放射線帯に直接入り込み、電子やイオンなどの粒子などを観測する。「あらせ」は、太陽光パネルで発電を始め、観測を行う軌道まで自力で飛行し、最終的には約3ヶ月、本格的な観測を始める計画だという。 |
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| 2013イプシロン打ち上げ|イプシロン見学奮戦記|光跡を追う|イプシロン一口メモ |
2013イプシロン打ち上げ |
2013年9月14日午後2時、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から「イプシロン」1号機が打ち上げられ、衛星の分離・軌道投入に成功した。衛星は内之浦にある岬「火崎」にちなみ「ひさき」と命名された。イプシロンは固体燃料を使う3段式の小型ロケットで全長約24、4メートル、重さ91トンで国産の新型ロケット打ち上げは主力機の「H2A」以来、12年ぶり。 打ち上げ日 2013年9月14日
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内之浦宇宙空間観測所から発射された「イプシロン」1号機=撮影場所は、射点から約10km以上離れた肝付町岸良第二船木橋近く
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イプシロン見学奮戦記 |
イプシロンロケット試験機の打ち上げは、当初8月22日に予定されていたが、地上装置とロケットをつなぐ配線ミスが発見され、8月27日に延期された。しかし、8月27日の打ち上げ日には、カウントダウンが始まり約一万五千人の見学者が見守る中、コンピュータがロケットの姿勢を異常と検知し、発射寸前に自動停止してしまった。打ち上げは再度9月14日に実施され、成功した。打ち上げ中止となった8月27日、打ち上げが成功した9月14日、両日のイプシロン見学の写真をもとに見学記として残した。 |
8月27日 |
二回目の延期となった夏休みも終わろうとする8月27日、打ち上げ基地のある内之浦の町への道路は朝早くから交通規制がかかり、射点からかなり南方向へずれた岸良の方へ向かった。午前10時過ぎ、岸良の町から船間方面へ向かう県道448号線はすでに県内外の車で溢れていた。待つこと4時間、打ち上げ時刻の午後2時前、カウントダウンの放送が流れてきた。でも ・・・。結局、この日は発射直前になってコンピュータが異常を検知し、打ち上げは自動停止。次の発射の機会を待つことになった。 |
岸良から船間方向に向かう車・車・・・ |
岸良海岸展望所近くから矢印の打ち上げ方向を望む。この日は雲ひとつない絶好のロケット打ち上げ日よりだったのだが。 |
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今か今かと打ち上げの瞬間を待つ見学者。この日は発射予定時刻が過ぎても打ち上げられることはなかった。 |
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ロケットは打ち上げられなかったがここから眺める岸良の浜の風景は絶景だった。 |
9月14日 |
三回目の延期となった9月14日がやってきた。新学期がスタートしていたので見学者は前回より少ないと予想していたがなんと二万人もの観客があり、イプシロンの人気振りを伺うことができた。今回も前回と同じ岸良コースだったが観客数が多い分、前回よりかなり船間よりからの見学となった。 |
この日も道路両脇は県内外の車で埋め尽くされた |
絶景の岸良の見学ポイントから打ち上げ方向を望む。打ち上げ地点の上空に雲がかかり少し気をもんだ。 |
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打ち上げ成功を信じてのんびりとひたすら打ち上げを待つ見物客 |
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だんだん打ち上げ時刻が迫ってきた |
打ち上げの瞬間がやってきた。イプシロンが轟音とともにオレンジ色の炎を上げて飛び立つと一帯には驚きと喜びの歓声が上がった。 |
イプシロンロケット光跡を追う |
打ち上げから機体が上空に達し、見えなくなるまでの光跡をカメラで追った |
打ち上げ発射2014/09/14 午後2時00分、向かいの山裾からオレンジ色の閃光とともにイプシロンが飛びだした。 |
オレンジ色の炎を上げて宇宙へ飛び立つイプシロン
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光跡1 |
光跡2 |
光跡3 |
光跡4 |
光跡5 |
発射角の傾きを変えず、一直線になって上空へ飛び出し、本体が地上から離れてゆくのがわかる |
上空の航跡を追う |
丁度、発射1分経過後上空の本体と光跡映像。本体はやや角度を変え、まだしっかりした光跡を残して飛び続けている |
上空光跡1 |
上空光跡2 |
上空光跡3 |
上空光跡4 |
時間の経過とともに傾きがゆるくなってきて遠くへ飛び去るのがわかる。 |
上空光跡5 航跡がくずれかけているが一直線上にまだ本体を確認できる |
やがて航跡が弧を描き、本体を確認できなくなった |
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発射後2分後の航跡映像。航跡が右下がりになり航跡雲だけが残る。 |
上空に漂う航跡雲
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イプシロン一口メモ |
日本の新型ロケット打ち上げは液体燃料を使う「H2A」以来12年振りで内之浦宇宙空間観測所からの衛星搭載ロケットは、2006年9月のM5ロケット7号機以来となった。イプシロンは高いコストなどを理由に引退したM5の後継機で固体燃料を使う3段式の小型ロケットだ。全長約24、4メートル、重さ91トンで軌道導入を上げるため小型液体推進系(PBS)をつけている。このほか発射までの点検を機体自体でする人口知能を搭載し、パソコン2台で発射管制を行う「モバイル管制」を実現した。これらにより組み立て期間が従来の六分の一に短縮されたという。IT技術を大幅に採り入れた小型機が新たに加わることで、需要が増えている小型衛星を低コストで打ち上げることが可能になり、宇宙利用の拡大につながると期待される。
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SS5204号機一口メモ |
今回のロケットの大きな特徴は、全長約10メートル、直径約0.5メートルという電柱ほどの大きさで人工衛星を搭載したロケットとしては世界最小級である。値段もイプシロンやH2Aの50〜100億に比べて10分の一の約5億円にコストを抑えている。 |
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ロケット打ち上げへの想い |
ロケットの町といえば内之浦の他に種子島がある。種子島はまだJAXAの組織がない頃、何回かセンター館内の宇宙科学技術館を見学したことがあり、そのことが今もロケット打ち上げに興味を示すきっかけになっている。→
今住んでいる隣町の内之浦にJAXAがあり、打ち上げの度に見学している。見学には全国からロケット・写真ファンが多く集まり、その方々との交流も楽しみの一つだ。また、地域のロケットに対する熱い思いがあり、先日の「SS520」の打ち上げは早朝の寒い中での打ち上げだったがお茶などのおもてなしやあたたかいことばをいただき、ロケット打ち上げ以上に熱い気持ちになった。 |
種子島宇宙科学技術館展示ロケット<2016年11月12日>(種子島へは機会をみてよく訪ねている)
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ロケット桜開花風景 |
鹿児島県肝付町南方にある内之浦宇宙空間観測所入り口付近にヒカンザクラ・カンザクラ約50本が植栽されている。ここに咲くヒカンザクラ・カンザクラはロケットの町にちなんで「ロケット桜」の愛称で呼ばれ、花の少ないこの時期、春を告げる花として親しまれている。もともとはロケット打ち上げ関係者の心を和ませるために、冬季の打ち上げが多かったことからこの時期に咲くヒカンザクラ・カンザクラをソメイヨシノに接ぎ木したのが始まりという。例年、内之浦のヒカンザクラは2月10日前後に見頃をむかえる。ヒカンザクラに続き、淡いピンクのカンザクラが満開となり、2月中旬頃まで楽しめる。SS5204号機打ち上げのこの日、ヒカンザクラが開花をはじめていた。 |
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ロケット桜開花情報(1017/1/15) |
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