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刀剣山登山記 垂水市
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花崗岩の奇峰・巨峰が連なる絶景の刀剣山に登る。 |
刀剣山は、垂水市猿ヶ城渓谷からの登山コースが整備され,花崗岩の白い岩肌の岩峰群がひときわ目につき、大自然の神秘的な景観を呈する。切り立った岩峰は、まるで中国の山水画を連想させ、男性味にあふれた山だ。自然林のアカマツ、スダジイ等の照葉樹巨木、ドウダンやアケボノつつじ、ヤッコソウ等の希少植物が自生し、植生も豊かである。山全体は1峰から7峰の岩峰群から成り、最高峰は第二刀剣山と称せられる1峰で、685mある。第一刀剣山、第二刀剣山、それぞれの展望所からは桜島、高隈連山、錦江湾、対岸に薩摩半島、眼下に垂水市街地が見渡せ、展望がすばらしい。 2011/04/05 |
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刀剣山風景 |
刀剣山遠景(猿ヶ城キャンプ場からの展望) |
刀剣山岩峰群近景(巨岩の丘からの展望) |
桜と刀剣山 |
桜と刀剣山(猿ヶ城渓谷キャンプ場駐車場から) |
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登山記録。第一、第二刀剣山をめざす。 |
○登山期日;2011年4月5日 同行登山者;山仲間3名 天気;はれ |
○コース/行程;キャンプ場駐車場−吊り橋−入山分岐点−登山−分岐点−第一刀剣山−刀剣山展望所休憩−分岐点ー第二刀剣山山頂(展望所)休憩・昼食 下山;第二刀剣山山頂−分岐−巨岩の丘−分岐−キャンプ場駐車場 大滝コースは次回にチャレンジ ○日程;出発予定時刻9:00 下山予定時刻(休憩・昼食時間を含む)14:00 実際の下山時刻は道草有りで15:00 |
チェックポイントと通過・到達時刻 ( )は通過時刻 |
スタート(9:10) |
吊り橋を渡る(9:13) |
登山道入り口分岐点(9:24) |
刀剣山登山地図(たるみず山岳会作成) |
つり橋を渡り遊歩道を歩いて行くと右手に刀剣山入り口の表示板がある。要所には登山地図が表示してある。 |
2合目表示板(9:27) |
スダジイ巨木が目印の第四休憩所(9:45) |
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登山道はよく整備され、短い間隔で休憩所が設置してある。 |
ヤッコソウ発生地 |
第五休憩所(9:50) |
スダジイ巨木のある第四休憩所を過ぎるとヤッコソウ群生地があり、第五休憩所に着く。目の前に絶景の岩峰群が展開する。 |
刀剣山本道コース表示板(10:00) |
巨岩の丘経由刀剣山、刀剣山大滝への表示板 |
第六休憩所が本道コースと巨岩の丘経由コース・大滝コースへの分岐点になっている。今回は本道コースを選択し、帰路、巨岩の丘へ立ち寄る。大滝コースは次回にチャレンジ。 |
五合目表示板(10:10) |
六合目表示板(10:34) |
山頂を目指して、樹林内や岩場・沢を進む。 |
10mハシゴ(10:36) |
5mハシゴ(10:45) |
5mはしご、10mはしご、ロープを使って急坂な岩場を越える。 |
七合目表示板 |
八合目表示板(11:06) |
急坂を一歩一歩、ひたすら山頂を目指す。 |
第一刀剣山3峰下展望台入り口表示板 |
第二刀剣山1峰(685m)展望岩入り口表示板 |
第一刀剣山と第二刀剣山の分岐点。岩場を越え、急坂を上りつめると第一刀剣山と第二刀剣山の分岐点に着く。(11:13) |
第一刀剣山3峰(635m) (11:18) |
刀剣山展望所 610m(11:30) |
最初、第一刀剣山へのコースを選択。アカマツが目印の展望所で休憩と展望。鹿児島湾や桜島、垂水市街地、桜島、高隈連山の展望を楽しむ。帰りは分岐点まで引き返し、第二刀剣山1峰(685m)を目指す。 |
刀剣山2峰(661m) (12:02) |
刀剣山1峰、第二展望所案内表示板(12:03) |
命綱のロープだけが頼り、一番の難所と出合う。 |
第二刀剣山の威容を誇る花崗岩が遂に目の前に。 |
刀剣山1峰(685m) (12:23) |
山頂展望所の巨大花崗岩
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南方向の高隈連山 |
北方向の桜島 |
刀剣山1峰の展望所は 高度感満点。どっちを向いても絶景の世界が広がる。ここで昼食。 |
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帰路、巨岩の丘へ立ち寄る。刀剣山岩峰群の展望が抜群だ。(13:00)。大滝コースは次回へ。 |
山腹・山頂からの展望風景 |
第五休憩所から目の前に絶景の岩峰群 |
山腹の青空に映えるヤマザクラ |
休憩所から対岸の薩摩半島を眺望 |
花崗岩塊の岩山 |
展望所から桜島を眺望 |
刀剣山の植物 |
自然林のアカマツ、スダジイ等の照葉樹巨木、ドウダンやアケボノつつじ、ヤッコソウ等の希少植物が自生し、植生が豊かである。登山道脇にはヤッコソウの発生地があり、学術的な説明案内板を表示し、大切に保存されている。 |
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アカマツ;アカマツはマツ科常緑の高木で高さ35m、直径1,5mに達する。自然林としてのアカマツは猿ヶ城や霧島に多く、屋久島以南にはない。幼木の樹皮は薄くて赤褐色であるが、老木になると亀甲羅状に裂け、薄い鱗片となってはげ落ちる。近年、伐採や松食虫の被害を受け数が減少している。 |
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第四休憩所近くのとヤッコソウ発生地の案内板
一口メモ;ヤッコソウは大名行列の奴に見立てて命名され、日本の四国・九州から東南アジアにかけて分布する。葉緑素を持たない前寄生植物で、森林のシイノキなどの根に寄生する。 |
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高隈山系や甫与志岳の山頂で見られるアケボノツツジは3月末から4月初め、葉の出る前に開花し、淡紅色で美しい。垂水ではタケツツジと呼ばれている。5月にはドウダンツツジが開花し始め、山頂の山肌を美しく彩る。 |
路傍の植物 |
フデリンドウ |
スミレ |
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登山道で多く見かけるサツマイナモリ、群生して同じ方向を向いて咲く可憐な花だ。
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