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万滝(国見山系)肝付町

隠れた秘境地 肝付町国見山系の「万滝」
肝付町の万滝は、県道561号線、国見トンネル高山側入り口の国見山へ向かう林道の途中にある。万滝入り口にかかる標識を目印に川に降りると二つの支流の合流点があり、ロープを伝って対岸の河原に渡る。向かって右側支流の上流を目指し、川沿い山道(踏み分け道)を15分程歩くと万滝に辿り付く。万滝は花崗岩上を落下の途中から二筋になって流れ落ちる。滝壺は浅いが高さは30〜40m、長さは100前後あり、かなりきつい渓流の滝だ。一帯には万滝以外にも無名の滝や苔むした岩間を流れる絶景の渓流がある。タブやシイ等の照葉樹林に囲まれ、清流特有のマイナスイオンをたっぷり浴びながら森林浴にもってこいの場所で隠れた大隅の秘境地だ。  探訪日 2011/11/07  

万滝全容

水は板状花崗岩の隙間を万の字を描いてきれいに二筋に分かれて流れ落ちる。滝壺は浅いが透明度100パーセント。

万滝への案内

林道沿いの駐車スペース

万滝入り口表示の古びた案内板
左側支流 右側支流

川沿い山道を上流方向に進む

山道脇の照葉樹タブの大木
照葉樹林の散策をしながら滝や渓流との出会いがあり、森林浴にもってこいの場所だ。

15分程歩くと万滝の全容が現れる

万滝一帯の名もなき滝や苔むした岩間を流れる渓流風景

巨大な一枚岩の花崗岩上を滑るように流れ落ちる名もなき滝

苔むした岩間を縫って流れる渓流風景

「国見万滝」の呼名について:入り口案内板には「萬滝」の表示がしてある。大隅には高隈山系にも「万滝」があり、肝付町の国見山系にあることから「国見万滝」と呼名した。肝付町には「轟の滝」という有名な滝もある。