TOPへ |
たかくまふれあいの森鹿屋市下高隅町
|
「たかくまふれあいの森」は鹿屋市下高隅町の谷田バス停近くの林道から入り、1.4kmの地点にある。この森は、森林保護・森林教室用として大隅森林管理署が管理している「水源かん養保安林」である。低地ながら、南日本特有の照葉樹林をつくるアカガシ、シイノキ、タブノキ、イスノキなどの天然広葉樹が原生に近い形で残っており、学術的にも貴重な場所である。森の中のスダジイ(イタジイ)の巨木は、推定樹齢250年、樹高22m、幹周り609cmもあり、林野庁の「森の巨人たち100選」に選ばれている。森の近くには「神水の池」と呼ばれる一日当たりの湧水量が190万ℓの神秘的な池がある。「たかくまふれあいの森」は、里山で登山というより照葉樹自然散策や自然観察に適した場所である。近くには九州電力谷田発電所や谷田の滝、観音淵などの名所・遺跡がある。 最終探訪・更新日 2013/02/27 |
「森の巨人たち100選」に選ばれたスダジイと案内板 |
「たかくまふれあいの森」には、南日本特有の照葉樹林をつくるアカガシ、シイノキ、タブノキ、イスノキなどの天然広葉樹が原生に近い形で残る。 |
樹林内では倒木更新や着生植物などの自然の営みを体験できる。 |
オオタニワタリ等の着生植物が照葉樹林の雰囲気をかもしだしている。 |
神水の池は、一日当たりの湧水量190万ℓ(2リットル入りペットボトルで95万本分)を湧出。ふれあいの森と神水の池は森林の働きや環境問題を学習するのに最適の場所だ。 |
「たかくまふれあいの森」散策コース風景
|
樹林内は南日本特有の照葉樹林を形成する樹齢250年余りのタブ、クス、シイ、カシなどが原生林に近い形で残されている。80種類ほどの樹木がみられ、それぞれ樹木には樹木名プレートが付けられ、クイズ形式で各樹木の特性等が記してある。 |
コース入口に立つ「たかくまふれあいの森」案内板 |
散策道と樹林内風景 |
|
|
|
|
それぞれのの樹木には、クイズ形式で表示された表示板が設置してあり、散策しながら楽しく活動できるように工夫してある。 |
|
|
三角点風景、 |
|
|
|
照葉樹林下草の山イチゴや真っ赤な実物類の植物やヤブツバキが清涼感を与えてくれる。 |
|
|
「森の巨人たち100選」スダジイと看板 |
「森の巨人たち100選」のスダジイ |
「森の巨人たち100選」のスダジイの年月の古さを感じさせる根元の空洞部分 |
幹周609m。「森の巨人たち100選」スダジイの地上樹形 |
樹高609cm。「森の巨人たち100選」スダジイの上部樹形
|
追記:森の巨人たち百選とは |
森の巨人たち百選(鹿児島県)
エドヒガン(サクラ) |
大口市 |
森の巨人たち百選とは
全国の国有林の中から、100本の巨樹・巨木を選んだ。条件は、地面からの高さ1.2mのところの直径が1m以上あり、地域のシンポルとして親しまれていること。太さの最高は屋久島・縄文杉の16m。個人や企業などからの寄付金で巨樹・巨木保護基金が作られ、各地の協議会などの自主活動によって保護活動が行われている。鹿児島県内では左記の樹木が選定されている。
|
三州谷「大ケヤキ」(ケヤキ) |
大口市 |
アカガシ |
出水市 |
スダジイの巨木(スダジイ) |
鹿屋市 |
縄文杉(スギ) |
熊毛郡上屋久町 |
弥生杉(スギ) |
熊毛郡上屋久町 |
紀元杉(スギ) |
熊毛郡屋久町 |
森林文化.com > データ集より
|
|